センター長挨拶

国際交流センター長
理事・副学長

遠山 育夫

 滋賀医科大学国際交流センターは、滋賀医科大学の国際化を企画・実施する中核組織として、国際交流支援室を改組・発展させ、2020年4月に開設されました。センター長には、国際連携担当理事・副学長の私が任命されました。滋賀医科大学は、学部3年生時に海外自主研修として学部学生を積極的に海外派遣するとともに、国費留学生の特別枠の採択や海外の優秀な研究者を特任教授として招聘する国際共同研究部門の設置など、これまでも国際交流に力を入れてきました。国際交流センターの設立により、こうした取組を戦略的に推進する体制が整いました。

 現在の主な活動ですが、国際交流センターの設立と前後して、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生し、国際交流は大きな試練に直面しています。たとえば、現在、滋賀医科大学に在学している外国人研究者・留学生が、この新型コロナウイルス感染症の影響を受け、自国の家族や周りの方との隔たりを感じ、孤独感や焦燥感を持っているということを見聞きし、我々に出来る支援は何かと企画を考えました。そのひとつが、日本語クラスの充実です。学内の職員のボランティアの力も借りて、現在まで実施しております。昨年3月には、第1回日本語スピーチコンテストを開催しました。留学生のうち、初級クラス6名、初中級クラス3名、中級クラス3名の12名が参加し、外部にもZoomで公開し、大変好評でした。国際交流は、学内外の多くの方々のご支援の上で成り立っています。皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。