お知らせ

留学生等を対象とした防災教室を開催しました。

2023.11.22

令和5年11月22日(水)、『留学生等を対象とした防災教室』を開催しました。

この企画は、地震が頻発する日本で、外国人留学生等が自分自身と家族の命を守れるように、防災意識の醸成を図る目的で開催され、総勢41名の外国人留学生及び研究者が参加しました。開催にあたっては、草津市国際協力会、草津市、草津市外国人機能別消防団、草津市消防団KFFL分団、湖南広域消防局南消防署の皆様の力をお借りしました。

前半は、屋内で、草津市総合政策部危機管理課の間宮啓太主事による「いのちをまもる-地震にあった時(とき)―」と題したプレゼンテーション、草津市外国人機能別消防団及び草津市消防団KFFL分団の皆さんによる防災教育用カードゲーム「ぼうさいダック」の紹介が行われました。

参加者の多くが、地震を体験したことはなく、プレゼンテーション内で上映された地震の映像を真剣に見つめ、その怖さを感じ、有事の際の備えについて、“今できることは何なのか(備蓄品の準備や防災マップ等)”“有事の際に、どうすればよいのか”について学びました。

座学の最後には、参加者を代表し、留学生1名が実際に119番通報を行い、日本語が話せなくても、「落ち着いて状況を伝えれば通報できる」ということを参加者全員で確認しました。

後半は、屋外での消火訓練と煙中避難訓練を実施しました。消火訓練では、消火器の使い方から消火のコツまでレクチャーを受けた後、カラーコーンを火元に見たてて、実際に水消火器を使用して消火訓練を行いました。続けて行った煙中避難訓練では、煙により視界がほぼ失われたテントの中を、二人一組で手を繋ぎ、低い姿勢を維持しながら、口を押えて避難する訓練を行いました。 いずれの訓練も、ほとんどの参加者にとって初めての経験であり、体験終了後は、外国人機能別消防団員の方へ、たくさんの質問がなされていました。訓練後、多くの留学生から、「非常に貴重な体験だった」との声が寄せられ、大変有意義な機会となりました。

集合写真