英語が聞き取りやすいマレーシアで
英語スキルが向上

田中 尚登

渡航情報

国名

マレーシア

大学名(機関名)

マレーシア国民大学

渡航期間

2019年8月17日~2019年8月31日

費用総額

約20万円

補助金

あり(13万円)

—— 海外へ行こうと思ったきっかけは?

 海外に行こうと思った理由は大きく2つあります。1つ目は私自身が将来に医師として留学をしたいと思っており、その前段階として今回の研修を経験したいと思ったからです。2つ目は、滋賀医大の友人や海外の医大生と海外の地で過ごすことはこの機会を逃すと無いのではないかとの思いが強かったからです。

—— どうしてこの国を選びましたか?

 前年の先輩からマレーシアはとても治安がよく、英語が聞き取りやすいと聞いたことが大きな理由です。私の海外へ行く際の1番の不安は英語が苦手なのでコミュニケーションがしっかり取れるだろうかという点だったので、英語が聞き取りやすいマレーシアはとても過ごしやすかったです。

—— 留学準備の中で特に気を付けたことは?

 特に気をつけたことは、パスポート・Wifi・マレーシアでのルールの理解です。パスポートは言わずもがなですが、Wifiが無いと学外・宿舎外での地図を見ることが出来ないので、必須だと思います。マレーシアは色んな民族の方がいるので、それぞれのタブーやマナーについて少し勉強してから向かいました。

—— 海外で具体的に何をしましたか?(研修内容)

 基本的に訪れる前に希望する診療科は聞いてもらえます。私の場合は1週目が公衆衛生学、2週目が救急医療を学びました。公衆衛生学では感染症センターや地域の病院を訪れました。公衆衛生学の期間は田舎に宿泊して現地の人と過ごす時間もたくさんあり、マレーシアの医療格差のリアルを目の当たりにしました。2週目の救急ではBLSの練習や救急現場でのトリアージを経験しました。宗教毎にトリアージ法が異なることもあり、とても印象が強かったです。

—— 海外で具体的に何をしましたか?(研修以外)

 基本的に毎日研修時間が終わると、マレーシア国民大学の医大生が観光に連れて行ってくれます。マレーシアの観光地という観光地に毎日連れて行ってくれます。夜景を見に行ったり、現地の食事を食べに行ったり、アスレチックに行ったりと毎日本当に楽しい時間を過ごしました。交流する中で会話もどんどん弾んでいくので語学の勉強としてもとても有意義な時間を過ごすことができました。

—— 海外へ渡航したことで、得たものはありますか?

 得たものは大きく2つあります。一つは英語スキルです。マレーシア国民大学では英語が公用語でもあるため、授業や診察にも英語を用いていられていることがほとんどで、自分自身の英語スキルの足りなさを痛感すると共に、国際交流の場で活躍する現地の医学生を見るととても良い刺激になりました。二つ目は海外につながりができたことです。私自身初めての留学だったこともあり、うまく交流できるか不安でしたが、終わってみると本当に大切な友人ができました。

—— 今後、海外へ行きたいと思っている学生さんへメッセージをお願いします!

 今の段階では、不安や準備に対する煩わしさが期待よりも遥かに大きいと思います。実際私もそうでしたが、終わってみると、国内研修では得られない、経験と知識、スキルを身に着けることができ、とても満足しています。行くか迷う理由が不安や煩わしさにあるなら、そこを乗り越えて研修した先にはその何倍もの経験ができることを保証します。皆さんが充実した研修を送られることを祈っています。