マレーシア研修を通して得たもの

堀川 喜帆

医学部看護学科第4学年(渡航当時)

渡航情報

国名

マレーシア

大学名(機関名)

マレーシア国民大学

渡航期間

2025年4月20日~5月3日

費用総額

約15万円

補助金

あり(滋賀医学国際協力会 海外渡航助成7万円)

謝辞

公益財団法人 滋賀医学国際協力会

今回の留学で資金面を援助していただきました滋賀医学国際協力会様に御礼申し上げます。

—— 海外へ行こうと思ったきっかけは?

 国際看護自体にもともと興味があったのと、自身が海外に行ったことがなかったことから、見聞を広げてみたいという思いがきっかけです。大学生の内にできることを最大限してみたいという思いと、海外に行くことによって、新たな価値観や考え方、出会いがあると考え、今回の海外研修への参加を志望しました。

—— 留学準備の中で特に気を付けたことは?

 知らない土地で2週間生活するため、自分が普段生活をする中で譲れないものは何かを考えて準備しました。私は特にヘアケア用品について苦労したくなかったので、荷物にはなりますがシャンプーなどをボトルの状態で持っていきました。加えて、薬、虫よけは体調管理の面で重要で、去年研修に行かれた先輩方からの情報で持って行ったトイレットペーパーは重宝しました。

—— 海外で具体的に何をしましたか?(研修内容)

 研修では、マレーシア国民大学にて医療や看護に関する講義や施設見学を行い、マレーシアの看護教育と医療体制について学びました。解剖博物館や寄生虫展示室、移植病棟の見学を通して医療技術や研究の実際を理解しました。訪問看護や小児看護の講義・同行では、地域での看護のあり方を学ぶことができました。また、自閉症児支援施設や小児病院の見学を通して、患者や家族への支援の工夫について理解を深めました。最終日には、研修の成果を教員や学生の前で発表し、異文化理解と国際的な看護観を広げる貴重な経験となりました。宗教がとても重んじられている環境での学びが多く、食事や祈りの時間など、宗教を中心として生活を送っていくことについて学びを多く得ることができました。多文化共生社会が互いへの深い理解と尊重の上で成り立っているのだと分かりました。

—— 海外で具体的に何をしましたか?(研修以外)

 2週間の間、現地学生との交流時間が多くあり、一緒に病院内のカフェや学生寮の食堂で昼食をとったり、大学近くのレストランや屋台に連れて行ってもらって夕食を楽しんだりしました。休日には、クアラルンプールの観光地やショッピングモールへ連れて行ってもらい、マレーシアのお土産を買うことができました。別の日には、ウォータープールにも連れて行ってもらい、現地学生と一緒に遊ぶことができとても楽しく貴重な経験ができました。研修で訪れたとき、ちょうどムスリムのお祭りの期間で、大学で開催している食事会に2回参加させていただきました。とても暖かく迎えてくださり、マレーシアの伝統的な食事や祭りを体験することができました。

—— 海外へ渡航したことで、得たものはありますか?

 異文化共生社会ということもあり、様々な価値観が入り混じる中で、それぞれを尊重していくことの大切さを学びました。ムスリムの方が多いですが、インド系や中華系の方もいらっしゃり、それぞれが大切にしていることが異なるため、それぞれの文化についてより深く理解し、学んでいくことが大切であると分かりました。海外渡航自体に関して、私にとってはこの研修が初めての海外ということもあり、とても不安があったのですが、「大抵のことは何とかなる」ということを学びました。初めは新しい空間への不安や戸惑い、違いへの拒絶感などを抱くこともあるのですが、そこで生活していく中で自分は段々と適応することができるのだなと、自分に対しての理解がとても深まりました。事前に十分な準備をしておくことも大切ですが、訪れた先で得るものも多いため、その場その場を最大限楽しむということが大切であると知ることができました。

—— 今後、海外へ行きたいと思っている学生さんへメッセージをお願いします!

 日本で経験できることももちろん多いですが、海外という文化が異なる地に訪れることで得られる新たな価値観や考え方があると思います。そして、自分がまだ気づいていない自分の新たな一面を知ることができる機会でもあるので、不安もあるとは思いますが、「何とかなる」ので積極的に挑戦していってみてください。研修でも旅行でも得られるものは多いと思います。初めての海外、右も左もわかりませんでしたが、海外で見たこと触れたこと、話したことは一生の財産だと感じています。興味があることをやらずに後悔するならやってみてからどうだったか考えてみるのはどうでしょうか。その場にいるだけでもたくさんのことが得られます。自分の興味があるところに積極的になるだけで私はとても素敵な体験ができました。チャンスは掴める時に掴みに行きましょう!